稀少、サイン入り
ANOTHER COUNTRY IN NEW YORK: Flag (reprint) (A.P.)
サイン入/限定250部
《もう一つの国》ニューヨーク
1974年、プリンティングショーにて制作された幻のコピーブックが、40年の時を経て遂に蘇りました。
表紙は2種類、シルクスクリーン刷り表紙、サイン入
僕の大好きな街ニューヨーク、もしかしたら東京より少しばかり好きなのかも知れません。たった一度しか行ったことがないけれども、僕には世界の中にあるニューヨークというのではなくて、ニューヨークこそが世界なのだというわけです。たしかに、コンクリートと、スティールと、ガラスと、そして雑多な人々のルツボなのですが、どこかにいい知れぬやさしさを、かなしみを、ひめています。そして、そのやさしさとかなしみは、僕の内部で、他に類をみないかたちで在りつづけているので、時おり恋人を想うようにニューヨークの灯を想うわけです。僕はひどい飛行機恐怖症なので、行きたくなってもすぐにすっ飛んで行けないのがとても残念なのですが、以前に行ったときに、ハーフサイズ・カメラでパチパチ撮った1500コマの写真が、ほとんどどこにも出さずにしまってあり、一度、それらの写真を、恋人のアルバムを作るように作ってみたいと思っていたところ、今度シミズ画廊でそのアルバム制作の場を提供してもらえたので、やっと念願がかなうわけです。僕が日頃、近くて遠い思いでいつもいらだっている東京を此岸、つまり〈こちら側の国〉だとすると、ニューヨークは僕にとっては遠くて近い彼岸、すなわち《もう一つの国》だと、いつも考えているのです。
-森山大道(『ANOTHER COUNTRY IN NEW YORK』、1974年)
- 判型
- 315 x 215 mm
- 頁数
- 44頁
- 製本
- シルクスクリーン刷りソフトカバー
- 発行年
- 2013
- 出版社
- Akio Nagasawa Publishing
森山大道
Daido MORIYAMA
1938年大阪生まれ。写真家・岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て1964年に独立。写真雑誌などで作品を発表し続け、1967年「にっぽん劇場」で日本写真批評家協会新人賞受賞。1968-70年には写真同人誌『プロヴォーク』に参加、ハイコントラストや粗粒子画面の作風は“アレ・ブレ・ボケ”と形容され、写真界に衝撃を与える。
ニューヨーク・メトロポリタン美術館やパリ・カルティエ現代美術財団で個展を開催するなど世界的評価も高く、2012年にはニューヨークの国際写真センター(ICP)が主催する第28回インフィニティ賞生涯功績部門を日本人として初受賞。2012年、ウィリアム・クラインとの二人展「William Klein + Daido Moriyama」がロンドンのテート・モダンで開催され、2人の競演は世界を席巻した。2016年、パリ・カルティエ現代美術財団にて2度目の個展「DAIDO TOKYO」展を開催。2018年、フランス政府より芸術文化勲章「シュヴァリエ」が授与された。2019年、ハッセルブラッド財団国際写真賞受賞。
2021年、パリのMEP(ヨーロッパ写真美術館)にて東松照明との二人展「Tokyo: 森山大道+東松照明」を開催。2022年、アムステルダムやローマ、サンパウロ、北京で個展を開催するなど、現在も精力的に活動を行っている。


























































































































































































































































































