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アンドレ・プリンシペ

André Príncipe

André Príncipe(=アンドレ・プリンシペ)は、1976年ポルトガル・ポルト生まれのアーティスト、映画監督、出版者。ポルト大学で心理学を学び、2001年にリスボンの映画学校を卒業。2004年以降、国内外で継続的に作品を発表している。

主な個展に、ポルトガル写真センターでの「Walls」(2005)、ガレリア・フェルナンド・サントスでの「Tunnels」(2005)、「Smell of tiger precedes Tiger」(2009)、「Master and Everyone」(2011)、ヴィラ・フロール文化センターでの「Non-Fiction」、MAATでの「Elefante」(2018)、カルロス・カルヴァーリョ・ギャラリーでの「A Hard Rain is Going to Fall」(2020)などがある。

グループ展としては、パリのLe BalやGalerie 12 Mail、スペイン・サンティアゴ・デ・コンポステーラのガリシア現代美術センター(CGAC)、オーストリア、ブラジルなど、各国の美術館やギャラリーにて参加。

映像作品も多数手がけており、日本の写真家たち――荒木経惟、森山大道、中平卓馬など――をテーマに、マルコ・マルティンスと共同監督した『Traces of a Diary』は、2011年にドキュメンタ・マドリードにて審査員特別賞を受賞、世界各国の映画祭で上映された。2014年に劇場公開された長編映画『Flamingo Field Without Flamingos(フラミンゴのいないフラミンゴ原野)』(製作:Som & Fúria)も、国際的な映画祭で上映。

写真集の著作も多く、アルル国際写真フェスティバルやカッセル写真集賞、フォト・エスパーニャ作家賞、ポルトガルのブックデザイン賞などにノミネートされた書籍多数。主な出版物に、『Tunnels』(2005/Edições Booth-Clibborn, ロンドン)、『Master and Everyone』(2010)、『I thought you knew where all of the elephants lie down』(2011)、『Perfume do Boi』(2012)、『Smell of Tiger precedes Tiger』(2012)、『Tokyo Diaries』(2014、マルコ・マルティンスとの共著)、『You’re living for nothing now, Book 1, 2, 3』(2015)、『Non-Fiction』(2018)、『Elephant』(2019)、『On seeing Mr. Tang leave to Tsinghai』(2023)、『Anima―ポルトガルにおける野生動物との邂逅』(2024)、『Andarilho Marquês / Antas』(2025)などがあり、いずれも自身が創設・編集を手がけるアーティスト主導の出版社「ピエール・フォン・クライスト(Pierre von Kleist)」より刊行。

ペドロ・コスタやジュリオン・サルメントなどを含む50冊以上の写真集のデザイン・編集も手がける。

アンドレ・プリンシペの展覧会

ペドロ・コスタ「溶岩の家」&
アンドレ・プリンシペ「内なる海」

ペドロ・コスタ、アンドレ・プリンシペ

2025年8月7日(木) - 9月6日(土)
開廊時間|火〜土 11:00–19:00 (土 13:00–14:00 CLOSED)
休廊日|日・月・祝日
※夏期休廊|8月12日(火)〜8月16日(土)

アンドレ・プリンシペの出版物