GINZA

小夜子

横須賀功光

2024年6月13日(木) - 7月27日(土)
開廊時間|火〜土 11:00–19:00 (土 13:00–14:00 CLOSED)
休廊日|日・月・祝日

プレスリリース(PDF)

この度Akio Nagasawa Gallery Ginzaにて、横須賀功光個展「小夜子」を開催致します。

横須賀功光(1937-2003)は、大学在学中よりその才能を認められ、商業写真家として活動を開始。
以降、国内はもとより海外でも一線で活躍していました。また、それと並行して写真作家としての創作活動も旺盛に行なっておりました。
1963年に「モード・イン」「黒」に対して日本写真協会賞新人賞、日本写真批評家協会新人賞を受賞。
60年代、70年代に「射」「亜」「檻」「壁」を発表。80年代に山口小夜子を被写体に「小夜子」「月」を発表し、講談社出版文化賞を受賞。
1989年に「光銀事件」が伊奈信男賞を受賞。90年代にはバウハウスのオスカーシュレンマーの舞踏トリアディック・バレーをカラーソラリゼーションで表現した「時間の庭」、20世紀初頭の技法プラチナプリントを用いた「エロスの部屋」、写真技法を総動員し制作された「光学異性体」を発表。また未発表作品として、独自に制作されたオブジェを捉えた「マンレイ・オマージュ」等があります。

本展では、1984年資生堂で発表された「小夜子」シリーズを展覧致します。
これらは各イメージ、それぞれ1点のみ現存するヴィンデージプリントで構成しております。
この機会にぜひご高覧ください。

アーティスト

横須賀功光

Noriaki YOKOSUKA

横須賀功光は、日本大学芸術学部写真学科在学中から、資生堂のクリエイティブスタッフと共に現代的かつ斬新な広告表現で注目を浴び、卒業(1961年)と同時にフリーランスとして活動を始め、その後40年余に亘って広告写真のリーダーの一人として国際的にも活躍し、高く評価されました。

これらの広告写真群は、昭和の広告史の中で多くの不朽の作品として大きな意味を持つものです。1963年に資生堂の広告キャンペーンで日宣美奨励賞、ADC特別賞、毎日デザイン広告特別賞を同時に受賞。1964年にアートディレクター中村誠氏と共に「メイクアップ・トーキョー」を、1966年にはグラフィックデザイナー石岡瑛子氏と共に「太陽に愛されよう」など一連の広告写真を発表し、この世界に新しい時代を築きました。さらに、1983年には日本人初のイタリアヴォーグ、フレンチヴォーグのフリーランススタッフカメラマンとなって世界に羽ばたいています。またTV-CF作品においても、1975年にサントリーウィスキー(サミーデイビス.jr編)TV-CFが、カンヌ映画祭CM部門グランプリを受賞。1981年にカンヌ映画祭CM部門銅賞を受賞しました。  横須賀功光は、広告写真家とは別に、写真作家として数々の創作活動を行ってきました。1963年に「モード・イン」「黒」に対して日本写真協会賞新人賞、日本写真批評家協会新人賞を受賞。60年代、70年代に「射」「亜」「檻」「壁」を発表。80年代に山口小夜子を被写体に「小夜子」「月」を発表し、講談社出版文化賞を受賞。1989年に「光銀事件」が伊奈信男賞を受賞。90年代に世界的に評価の高いバウハウスのオスカーシュレンマーの舞踏トリアディック・バレーをカラーソラリゼーションで表現した「時間の庭」、20世紀初頭の技法プラチナプリントを用いた「エロスの部屋」、写真技法を総動員し制作された「光学異性体」を発表。また未発表作品として、独自に制作されたオブジェを捉えた「マンレイ・オマージュ」等があります。

(Image by Taichi Hiratsuka)

出版物

山口小夜子『この三日月の夜に』

$11.90
在庫有り

ファッションの街・パリでコレクション・モデルとしてデビューし、一シーズンに十数件のショーを掛け持ちするなど、文字通りのトップモデルとして活躍した山口小夜子。
モデル・俳優の冨永愛は、もっと尊敬する存在と公言する。
マツコ・デラックスは美の化身と絶賛。
亡くなって15年以上が経つが、いまも多くの女性がそのファッションやメイクに憧れ、模倣する。東京都現代美術館の「山口小夜子 未来を着る人」展覧会(2015年)には5万6000人もの人が来場した。
山口小夜子は、印象的な言葉を数多く残した人でもあった。
「10代は今でいう、引きこもり気味の少女。20代は仕事をしているものの、先が見えないことのつらさで落ち込むこともよくあった。
ダウンしたときは街に出て、様々な本や美術、映画や絵画、音楽などに助けられた。
そして同じ思い、同じ感性の人たちと出会い、人前に出て恥もかいて、そこからさらに何かができるようになって、どんどん楽しくなっていった。薄紙を1枚1枚はぐように、ページを1枚ずつめくるように、少しずつ自由になっていったの」
「着るという意識さえあれば、何でも着ることができるだろうと思っているんですよ。空気も今着ているかも知れないし、水も着ることができるかも知れないし、着るという観点ですべてを見ていけば、私たちはすべてを着ているのかも知れない。この今私たちがいる空間も、そうかも知れないですよね。それは意識の問題ですよね」
「なにか意図的なものを排除する。自分をなくす――そこから入ることが、一番、本質に触れることなんじゃないかなと思います。
地球をとりまくエネルギーとか、人の心とか、木とか風とか、すべていまここの現実にあるもの、それが、ひとつに融合すること。そういうことが最終的に形に、私なりの答えとして形になればいいなと思って」
横須賀功光氏の残した圧倒的に美しい写真と、山口小夜子の「天につながる」言葉でつむぐ、唯一無二の本。
(講談社HPより引用)