展覧会 No.006
『 NEW LIFE 』

アーティスト

1940年東京都生まれ。62年に東京綜合写真専門学校を卒業。67年より寺山修司が主宰する演劇実験室「天井桟敷」の専属カメラマンとなる。71年よりフリーランスの写真家として活動を開始。76年、『風姿花伝』にて日本写真協会新人賞を受賞し、一躍注目を浴びる。
その後、83年に写真展「物草拾遺」等により日本写真協会年度賞を受賞。85年に写真展「日常の断片」等により第1回東川賞国内作家賞を、97年に写真集『人間の記憶』により第16回土門拳賞など受賞多数。2013年には東京都写真美術館にて大規模な回顧展「凪の片」が開催された。
現実と非現実の間に漂う一瞬を捉えたその作品は近年とみに海外での評価も高い。
主な作品集に『風姿花伝』(78)、『わが東京100』(79)、『紅い花』(00)、『風姿花伝(完全版)』(12)、『私家版・無名の男女』(13)、『Early Works』(14)、『Childhood Days』(15)、『Rei』(15)など。

出版物

NEW LIFE

$59.70
在庫有り

2002年のある日、密室で繰り広げられた秘め事。須田一政の隠された顔が垣間見えるポラロイド写真集。

無名の男女(東京1976-78年)

$149.26
在庫有り

名も無き花が存在しないように、無名の人間も実際には存在しない。
教科書に残るような人物を主役とするならば、ほとんどの人間はバイプレイヤーだが、視点を変えれば独自の歴史の主体であることは言うまでも無い。彼らは何気ない日常に埋もれているようで、個々の核たる奥底には強靭な力を隠し持っているのである。だからこそ、かつて、革命はこうした無名の庶民によって起こされた。(中略)もはや時代の背景として過ぎ去った一瞬ではあるが、今、ずっしりとした彼らの生の重みが撮影者である私の方に跳ね返ってくる思いがしている。

須田一政
※生前のコメントより

 

編集補記

この「無名の男女」は、1976~78年にかけて東京で撮影された100点で構成されたシリーズである。「カメラ毎日」1978年11月号の誌上にて49点が発表され、同時期にニコンサロン(新宿・銀座)にて100点全てが展覧された。
しかしながら、発表当時は写真集として纏められていなかったため、その後「わが東京100」(ニコンサロンブックス 1979年)へ25点、「人間の記憶」(クレオ 1996年)へ3点、「東京景」(Zen Photo 2013年)へ3点、「Childhood Days」(Akio Nagasawa Publishing 2015年)へ3点といったように様々な写真集に「無名の男女」シリーズからの作品が収録されたり、1点については1982年に「物草拾遺」シリーズの1点として展覧会に出品されるなど、このシリーズは解体されて今に至る。現在では、発表当時の「無名の男女」の姿を確認することができないことから、今回、須田一政が当初構想した100点を完全収録し、このシリーズの全体像を復元することとした。

GANKOTOSHI

$79.60
在庫有り

2019年3月に惜しまれながら逝去した須田一政が生前に望んだ、「眼」をテーマに纏められた写真集。

ある日、須田一政さんから、写真集に纏めたい作品群があるのだが相談に乗ってもらえないかとのご提案を頂いた。日々のスナップのなかで、街中にある眼の画像が気になってついつい撮ってしまう。自分でも何故それを撮っているのかは分からないのだが、出来上がったプリントを眺めてみると、やはりこれらには何かがあると密かに睨んでいる。だから、それらを一冊に纏め、このシリーズの輪郭をつけたいとのことであった。実際のプリントを見るまでもなく、そのお話だけで十分であった。私は二つ返事で、是非展覧会を開催し、写真集を出版させて頂きたいとお答えした。
-発行人・長澤章生による『GANKOTOSHI』あとがきより抜粋

Childhood Days_A

$149.26
在庫有り

初期から現在までの作品より、写真集未収録作品を多数含む“全ての大人が持っていた幼年時代”をテーマとした写真集。
※表紙は2種類のイメージからお選びいただけます。

世の中の誰もが自らの幼年時代を懐かしく思えるとは考えない。幼年時代にもそれなりの悲しみや苦しみがあるのである。ただ、幼年の時をはるかに過ぎ、人生の終焉を意識するころになると、誰もが幼い自らをまるでわが子の様に愛おしく感じられるのではないかと思う。
-須田一政 あとがきより抜粋

Childhood Days_B

$149.26
在庫有り

初期から現在までの作品より、写真集未収録作品を多数含む“全ての大人が持っていた幼年時代”をテーマとした写真集。
※表紙は2種類のイメージからお選びいただけます。

世の中の誰もが自らの幼年時代を懐かしく思えるとは考えない。幼年時代にもそれなりの悲しみや苦しみがあるのである。ただ、幼年の時をはるかに過ぎ、人生の終焉を意識するころになると、誰もが幼い自らをまるでわが子の様に愛おしく感じられるのではないかと思う。
-須田一政 あとがきより抜粋