暗黙の了解の密室の秘め事
開廊時間|火〜土 11:00–13:00, 14:00–19:00
休廊日|日・月
この度、Akio Nagasawa Gallery Aoyamaでは、特殊漫画家・根本敬による個展「暗黙の了解の密室の秘め事」を開催いたします。
本展では、日本未公開を含むキャンバス作品を中心に、根本氏が1990年代から2000年代初頭にかけて連載していた雑誌『BURST』(白夜書房/のちコアマガジン)に掲載された、貴重な原稿も併せて展示いたします。会場では、本展のために制作されたアーティストブック・ZINEを販売いたします。
また会期中には、映像や音楽を交えた根本氏によるトークイベントも開催予定です(先着30名限定)。
唯一無二の視点で社会の深層を描き続けてきた根本敬の創作世界を、ぜひこの機会にご高覧ください。
【イベント詳細】
根本敬トークイベント 〜映像と音の濃厚接触〜
日程:2025年7月12日(土)
時間:19:00-20:30
会場:Akio Nagasawa Gallery Aoyama[地図]
参加定員:限定30名
イベント参加料:3,500円(税込)※ワンドリンク付
アーティスト
根本敬
Takashi NEMOTO
1958年6月28日
東京都渋谷区に生まれ、目黒区で育ち。
自称・特殊漫画家
高校生の頃より「月刊漫画 ガロ」を愛読。
いつしか漫画を描きたいというより、「ガロ」に参加したいと思うようになり、81年「ガロ」デビューし、漫画家生活に入る。
90年代に入ると漫画より文章やイラストレーションの仕事に比重が移る。
イベントのプロデュース(脱特殊歌謡祭)や映像作品(さむくないかい、因果境界線)も手がけたこともある。
「幻の名盤解放同盟」(他に湯浅学、船橋英雄)として埋もれた歌謡曲や、韓国ロックやポンチャックをCD化して紹介。
現在、美学校にて「特殊漫画前衛の道」を持ち講師をつとめる。
<主な企画展・グループ展>
2000年代に入るとアップリンク・ファクトリーにてトークショー「映像夜間中学」開始。20年続く。
既存のレコードジャケットを独自の解釈するカバーしたレコジャケ展を度々開催し、160数枚に達したのち、画集「ブラックアンドブルー」として纏める。
2015年マルセイユを拠点とする異能アート集団ル・デルニエクリ企画の「MAN-GARO/HETA-UMA」展のため渡仏。
2018年にはゲルニカサイズの大作「樹海」を描きMIZUMA ART GALLERYで同年12月個展開催。
<主な著作>
漫画 「生きる」「怪人無礼講ララバイ」「龜ノ頭のスープ」ほか。
文章 「因果鉄道の旅」「人生解毒波止場」「真理先生」「ディープ・コリア」(共著)ほか。
画集 「THE END」「ブラックアンドブルー」ほか。
出版物

根本敬 presents ZINE「金閣寺、或いは川崎港郵便局」
2024年7月5日よりAKIO NAGASAWA Gallery Aoyamaで開催された根本敬 presents「お前は黙ってろ!」 に併せて制作されたZine。
掲載作家:ヒロセキネ?、其風画伯(白)、佐川一政、unknown#1、かつて〈桜の代紋〉を担ぐ組織の撮影担当者の方々が撮った人物肖像写真