GINZA

Life Face on Gold

宮島達男

2023年9月15日(金) - 12月23日(土)
開廊時間|火〜土 11:00–19:00 (土 13:00–14:00 CLOSED)
休廊日|日・月・祝日

※12月8日(金)は17時閉廊となります。

プレスリリース(PDF)

Akio Nagasawa Gallery Ginzaでは、宮島達男による個展「Life Face on Gold」を開催致します。

宮島達男は 「それは変化し続ける」、「それはあらゆるものと関係を結ぶ」、「それは永遠に続く」の三つのコンセプトに基づき作品制作を行っている現代美術家です。
「Life Face on Gold」と題された本展は、金箔にエンボスが施されたペインティング作品を中心に、パフォーマンスの痕跡としてのドローイング作品等を展覧致します。一般に宮島作品といえば、明滅するデジタルカウンターを用いたオブジェを思い起こされる方が多いかと思いますが、近年ではそれらとともに、制作過程の行為を作品の要素として色濃く含んだペインティングやドローイングも精力的に制作しております。
それは彼がパフォーマンスアーティストとしてキャリアをスタートさせたことと無縁ではないでしょう。自分の代わりにパフォーマンスをするオブジェとしてデジタルカウンターガジェットを使用しておりましたが、近年は並行して、ストレートに自身がパフォーマンスをすることによって作品を産み出してもいるのです。
本展では、今まであまり知られてこなかった宮島達男のもう一つの顔が垣間見られるかもしれません。是非、この機会にご高覧頂けましたら幸いです。

アーティスト

1957年東京生まれ。1986年東京芸術大学大学院修了。国際美術展ヴェネチア・ビエンナーレの若手作家部門アペルト’88で注目を浴びて以来、日本を代表する現代美術家のひとりとして、国内外で精力的な活動を続けている。
ヴェネチア・ビエンナーレ(1999年)に日本代表として参加。広島市現代現代美術館(1990年)、ヘイワードギャラリー(ロンドン、1997年)、東京オペラシティアートギャラリー(2000年)、アート・ソンジェ美術館(韓国、2002年)、ローマ市立現代美術館(2004年)、水戸芸術館現代美術ギャラリー(2008年)、オーストラリア現代美術館(2016年)など国内外での重要な現代美術館にて個展。ロンドンのテートギャラリーやミュンヘン州立近代美術館、東京都現代美術館などに作品が所蔵されているほか、六本木ヒルズ内のテレビ朝日外壁やベネッセアートサイト直島、東京オペラシティ、リウム美術館(韓国、ソウル)などパブリックアート作品も多い。宮島の作品は「それは変わりつづける」、「それはあらゆるものと関係を結ぶ」、「それは永遠に続く」という3つのコンセプトに基づいたデジタルカウンター(L.E.D.)に代表され、それぞれの数字が異なる速度で明滅し、0(ゼロ)を示さないことによって、時間や人間のライフサイクルの連続性、永遠性、関係性を示唆する。また、第2次世界大戦中に長崎で被爆した柿の木の木の実から取り出された種から生まれた苗木を世界各地に植樹する「時の蘇生—柿の木プロジェクト」の発起人。2019年8月まで、中国・上海の上海民生現代美術館で個展『宮島達男:如来(Being Coming)』を開催。