AOYAMA

山脇道子

Michiko YAMAWAKI

1910年、裏千家の老分をつとめる茶人・山脇善五郎と栞の長女として東京・築地に生まれる。お茶の水東京女子高等師範学校付属高等女学校を卒業後、1928年、建築家の山脇(旧姓・藤田)巌と結婚。
1930年、巖と共にアメリカ経由で渡独、建築家ミース・ファン・デル・ローエ学長率いる総合造形芸術学校デッサウ・バウハウスに入学。予備課程ではヨゼフ・アルベルス(アルバース)、ヴァシリー・カンディンスキ―、ヨースト・シュミット等から学び、織物科に進級後はダンタ・シャロン=シュテルツル、リリー・ライヒ、オッティ・ベルガー、アンニ・アルベルス等から指導を受ける。
1932年帰国以降、気鋭のテキスタイル・デザイナーとして、バウハウスの理念を日本に伝える教育者として、そして時代の最先端を行くモダンガールとして活躍する。
1933年、資生堂画廊で「山脇道子バウハウス手織物個展」を開催。1935年、「機織機と猫」で第一回帝展に入選。翌年、第一回実在工芸展に入選し、日本工芸協会理事に就任。1939年、日本手工芸文化協会の審査員に就任。新建筑工芸学院、自由学園工芸研究所、(以下は戦後)昭和女子大学、日本大学芸術学部で教鞭を取る。
1995年、「バウハウス1919-1933」展に亡き夫・巌の作品と共に自作を出品する。
2000年逝去。

山脇道子の展覧会

山脇道子展

山脇道子

2022年3月3日(木) - 3月26日(土)
開廊時間|木〜土 11:00–13:00, 14:00–19:00
休廊日|日〜水・祝日

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