GINZA

To Sea of Time - TOHOKU

宮島達男

2025年12月4日(木) - 2026年1月31日(土)
開廊時間|火〜土 11:00–19:00 (土 13:00–14:00 CLOSED)
※12/11(木)は11:00–17:00
休廊日|日・月・祝日
冬期休廊|2025年12月28日(日)〜2026年1月5日(月)

プレスリリース(PDF)

宮島達男「時の海 - 東北」プロジェクト 特設ページ

 

このたび Akio Nagasawa Gallery Ginza では、宮島達男による個展「To Sea of Time - TOHOKU」を開催いたします。

Akio Nagasawa Gallery では、宮島⽒による「時の海 - 東北」プロジェクト(※)のファンドレイジングの⼀環として、版画作品の制作・販売を⾏っています。(特設ページはこちら

本展では、本プロジェクトのために特別に制作されたユニーク作品「Life Face for Sea of Time - TOHOKU」を紹介いたします。
本作は、同じ数字の“版”から、まったく異なる数字の並びが無数に現れるというシルクスクリーン作品で、時間の瞬間性をとらえたものです。数や配置の異なる5種類の“版”があり、それぞれが組み合わせや並び替えによって無限の変化を⽣み出します。

会場では、ファンドレイジングのための版画作品もViewing Roomにてご覧いただけます。
ぜひこの機会にご⾼覧ください。


※「時の海 - 東北」プロジェクトは、東⽇本⼤震災の犠牲者への鎮魂と震災の記憶の継承、そしてこれからの未来を共につくることを願い、3,000⼈と制作するアートプロジェクトです。
これまでにタイム設定ワークショップを通して、2,838名の参加者と出会い、さまざまな記憶や想いを受け取ってきました(2025年10月31日時点)。
現在、その作品を恒久設置する《時の海 - 東北》美術館(仮称)を、東京電力福島第一原子力発電所事故によって全町避難を経験した福島県富岡町の沿岸部への建設を目指し、ファンドレイジングを進めています。

公式サイト:https://seaoftime.org/


◆本ページに掲載の画像は全て参考イメージです。実際の展示作品とは異なります。

アーティスト

1957年東京生まれ。1986年東京芸術大学大学院修了。国際美術展ヴェネチア・ビエンナーレの若手作家部門アペルト’88で注目を浴びて以来、日本を代表する現代美術家のひとりとして、国内外で精力的な活動を続けている。

ヴェネチア・ビエンナーレ(1999年)に日本代表として参加。広島市現代美術館(1990年)、ヘイワードギャラリー(ロンドン、1997年)、東京オペラシティアートギャラリー(2000年)、アート・ソンジェ美術館(韓国、2002年)、ローマ市立現代美術館(2004年)、水戸芸術館現代美術ギャラリー(2008年)、オーストラリア現代美術館(2016年)など国内外での重要な現代美術館にて個展を開催。ロンドンのテートギャラリーやミュンヘン州立近代美術館、東京都現代美術館などに作品が所蔵されているほか、六本木ヒルズ内のテレビ朝日外壁やベネッセアートサイト直島、東京オペラシティ、リウム美術館(韓国、ソウル)などパブリックアート作品も多い。宮島の作品は「それは変わりつづける」、「それはあらゆるものと関係を結ぶ」、「それは永遠に続く」という3つのコンセプトに基づいたデジタルカウンター(LED)に代表され、それぞれの数字が異なる速度で明滅し、0(ゼロ)を示さないことによって、時間や人間のライフサイクルの連続性、永遠性、関係性を示唆する。

第2次世界大戦中に長崎で被爆した柿の木の果実から種を取り出し、苗木を育て世界各地に植樹する「時の蘇生:柿の木プロジェクト」の発起人。
現在は2011年に起きた東日本大震災の経験と記憶を未来へ継承し、新たな東北を創造する「時の海 - 東北」プロジェクトを推進している。
2026年5月まで亜洲大学附属現代美術館(台湾)にて個展を開催中。