グループ展
ヴィヴィアン・マイヤー、ウィリアム・クライン、オロール・ドゥ・ラ・モリヌリ、サラ・ムーン、須田一政、野村佐紀子、稲嶺啓一(東風終)
開廊時間|火〜土 11:00–19:00 (土 13:00–14:00 CLOSED)
休廊日|日・月・祝日
※夏期休廊|8月9日(日)〜8月17日(月)
このたびAkio Nagasawa Gallery Ginzaでは、8名の作家によるグループ展を開催いたします。
出品作家
リリアン・バスマン
ヴィヴィアン・マイヤー、ウィリアム・クライン、オロール・ドゥ・ラ・モリヌリ、サラ・ムーン、須田一政、野村佐紀子、稲嶺啓一(順不同)
アーティスト
ヴィヴィアン・マイヤー
Vivian Maier
1926年ニューヨーク生まれのヴィヴィアン・マイヤーは、シカゴのノースショアで約40年もの間ベビーシッターとして働きながら、余暇を使って写真撮影をしていたアマチュア写真家です。作風はいわゆるストリートスナップで、生前は作品を一度も発表することがなかったため、2009年に無名の写真家として生涯を閉じました。しかし、彼女の死後、膨大に残されたネガやプリント類を手に入れたコレクター、ジョン・マルーフによりその存在が発見され、彼によって彼女の作品がインターネット上にアップロードされると、彼女の作品の持つ高いクオリティーは世界中のアートファンの知るところとなりました。2013年に、彼女の生涯を追ったドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』が発表されると、彼女の作品は謎多き人生と共に熱狂的に受け入れられ、現在では彼女の作品は世界中の美術館やギャラリーで展示されています。
ウィリアム・クライン
William KLEIN
1928年ニューヨーク市生まれ。
1955年からファッション写真を撮影、キャリアをスタートさせる。1956年『ニューヨーク』を刊行。ブレ、ボケなど従来の写真のタブーを破り大胆に表現、そのスタイルは今なお多くの写真家に影響を与え続けている。『ニューヨーク』の後、『ローマ』(1959)、『モスクワ』『東京』(1964)を相次いで制作。
活動は写真にとどまらず、1958年より映画制作を行い、1966年にファッション界を題材とした映画『ポリー・マグーお前は誰だ?』公開。
1995年にはサンフランシスコ近代美術館で個展を開催し、欧州中心だった評価がアメリカにおいても高まる。2005年パリのポンピドゥー・センターで『ウィリアム・クライン・レトロスペクティブ』展開催。2012年には森山大道との二人展『William Klein + Daido Moriyama』がロンドンのテート・モダンで開催され、写真界のみならずファッション界や映画界でも大きな話題を呼んだ。日本では2004年に東京都写真美術館で『PARIS+KLEIN』展が開催された。
芸術文化勲章「コマンドール」(1989年)、「ハッセルブラッド国際写真賞」(1990年)他数々受賞。
2022年9月パリにて逝去。
オロール・ドゥ・ラ・モリヌリ
Aurore de La Morinerie
アーティスト・イラストレーター
1962年、フランス西部の都市サン=ロー生まれ。80年代にパリのデュペレ応用美術学校をファッションデザイナーとして卒業。同時期に、書道と中国絵画を勉強し、その後の彼女のスタイルに強い影響を与える。1990年初頭にファッションイラストレーターとして成功を収め、そのキャリアを確立。
エルメスやシャネル、カルティエ、オメガ、ティファニー、メゾン マルジェラ、リック・オウエンス、イッセイミヤケをはじめとするメゾンや、プランタン(パリ)、ニーマンマーカス、H&M、IKEAなどの企業へ向けたドローイング作品を手がけるほか、新聞「Le monde」(フランス)や雑誌「Harper’s Bazaar」(US、UK)、「ELLE」(フランス)などの出版物や広告へも定期的にイラストレーションを描く。
ミュンヘンのGallery Bartsch & Chariauに所属。主な展覧会歴は、デザイン・ミュージアム(ロンドン、2010年)やThe Museum für Kunst und Gewerbe Hamburg(ドイツ、2015年)などがある。パリのガリエラ美術館より依頼を受け、2013年に開催された「Azzedine Alaïa」展カタログのためにイラストレーションを寄稿。「Azzedine Alaïa」シリーズの10作品はガリエラ美術館のグラフィックアート常設コレクションの一部となっている。現在も、パリを拠点に精力的に制作活動を行う。
写真:ADAGP 2024 _ Photo Agence Mue
サラ・ムーン
Sarah MOON
1941年フランス生まれ。モデル業のかたわら写真を撮り始め、70年から写真家として活動を開始。ファッション誌のエディトリアルやブランド広告のほか、コマーシャル制作、映像なども手掛る。
79年、カンヌ広告フィルムフェスティバル、キャシャレルのフィルムに全ての広告フィルムのグランプリ・金獅子賞受賞。86年『小さな赤頭巾』を出版し、ボローニュこどもの本大賞を受賞。95年、パリ写真大賞受賞。同年、パリ国立写真センターにて回顧展を開催。2008年刊行の『Sarah Moon 12345』にてナダール賞を受賞。
日本では、2002年、04年に何必館・京都現代美術館にて展覧会を開催した。
夢の中の物語のような幻想的な作品に魅了された熱狂的なファンを世界中に多く持つ。
須田一政
Issei SUDA
1940年東京都生まれ。62年に東京綜合写真専門学校を卒業。67年より寺山修司が主宰する演劇実験室「天井桟敷」の専属カメラマンとなる。71年よりフリーランスの写真家として活動を開始。76年、『風姿花伝』にて日本写真協会新人賞を受賞し、一躍注目を浴びる。
その後、83年に写真展「物草拾遺」等により日本写真協会年度賞を受賞。85年に「日常の断片」等により第1回東川賞国内作家賞を、97年に写真集『人間の記憶』により第16回土門拳賞など受賞多数。2013年には東京都写真美術館にて大規模な回顧展「凪の片」が開催された。
現実と非現実の間に漂う一瞬を捉えたその作品は近年とみに海外での評価も高い。
主な作品集に『風姿花伝』(78)、『わが東京100』(79)、『紅い花』(2000)、『私家版・無名の男女』(2013)他。Akio Nagasawa Publishingより『風姿花伝(完全版)』(2012)、『一九七五 三浦三崎』(2012)、『Early Works 1970-1975』(2013)、『Childhood Days』(2015)、『Rei』(2015)、『GANKOTOSHI』(2019)、『NEW LIFE』(2020)、『無名の男女(東京1976-78年)』(2021)、『関東風譚』(2022)、『物草拾遺』(2023)など多数。
野村佐紀子
Sakiko NOMURA
1967年山口県下関市生。九州産業大学芸術学部写真学科卒業後、91年より荒木経惟に師事する。93年に初の個展「針のない時計」を開催以降、国内外で精力的に個展・グループ展を行い高い評価を得ている。2015年フランスにて開催された日本人アーティスト8名によるグループ展「Another Language」展(アルル国際写真フェスティバル)に出展、世界中の人々より称賛される。2025年スペイン・マドリッドのFundación MAPFREにて個展「Tender Is the Night」開催。現在、今後の活躍がもっとも期待されるフォトグラファーのひとり。
主な写真集にAkio Nagasawa Publishing発行の『黒闇』(08)、『もうひとつの黒闇/Another Black Darkness』(16)、『十代目松本幸四郎 残夢』(17)、『春の運命』(20)、『ノクターン』(22)の他、『裸ノ時間』(97、平凡社)、『夜間飛行』(08、リトルモア)、『NUDE/A ROOM/FLOWERS』(12、MATCH and Company)、『TAMANO』(14、リブロアルテ)、『雁』(16、Bcc co.,ltd)、『Ango』(17、bookshop M)、『愛について』(17、ASAMI OKADA PUBLISHING)など多数。
稲嶺啓一(東風終)
Keiichi INAMINE (Kochishun)
日本のメール・ヌード・フォトグラファー。出版社「クリエイターズ」より東風終(こちしゅん)の名義にて数々の作品を発表。日本青年の肉体美、それを日本人独特の美意識で描写することで知られている。






