稀少、サイン入り
Berlin
横田大輔
限定300部/サイン入
ベルリン夜の街で撮影されたイメージを元に、作家独自のスタイルとも言える実験的な現像プロセスが盛り込んだサーモグラフィーや赤外線カメラを流用したような手法、フィルムにイメージを直接生成する手法など様々な方法で作り出された作品を収録。超低解像度のカメラを用いた実験的な作風は、古典的な写真の概念をその限界まで近づけ、写真とはどうあるべきかという問いを改めて考えさせる。本書は、ドイツ・ベルリンに拠点をおく出版社「Kominek Books」がベルリンにアーティストを呼び、作品の企画から制作、作品集の編集、ダミー制作などを共に行うアーティスト・イン・レデジンスプログラム「Berlin Residency Programme」の第二弾アーティストとして、同じ日本人作家の滝沢広とヨシ・カメタニと共に参加し制作された。
- Book Size
- 340 x 232 mm
- Printing
- ソフトカバー、128頁
- Publication Date
- 2017年
- Publisher
- KOMINEK BOOKS
横田大輔
Daisuke YOKOTA
1983年、埼玉県生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。2008年「キヤノン写真新世紀」佳作、2008年「エプソンカラーイメージングコンテスト写真部門」特選、2010年「第2回写真1 WALL 展」グランプリ受賞。「Unseen Photo Fair」(アムステルダム)や「Paris Photo」(パリ)をはじめとする海外のアートフェアにも参加。2013年「Unseen Photo Fair」において「The Outset I Unseen Exhibition Fund」初の受賞者となり、2014年5月にはFoam写真美術館(アムステルダム)にて個展を開催、作品が同美術館にコレクションされる。同年、写真集『VERTIGO』が、「Aperture Foundation PhotoBook Awards」にノミネート。2015年NYで開催された「Shashin: Photography from Japan」プログラムの一環でパフォーマンスを行うほか、ボストン美術館で開催される日本写真のグループ展「In the Wake Japanese Photographers Respond to 3/11」に参加するなど、今、最も注目されるアーティストの1人。2015年7月にはアルル国際写真フェスティバルでの「Another Language」展に参加。2019年、第45回「木村伊兵衛写真賞」を受賞。