BRUTUS_森山大道と作る写真特集号
写真界のトップを走り続けている森山大道。77歳となったいまも、路上を毎日のように歩き、ときに写真を1日何千枚も撮るという。本特集では、誰でも簡単に写真を撮ることができる時代となったいま、なぜ森山は“強い写真”を撮り続けることができるのか、森山の作品を振り返り、学べる一冊となっている。
森山作品とともに日々を送るクリエーターたちが語る「私の森山大道。」では、写真家・Martin Parr(マーティン・パー)、作家・平野啓一郎、フォトエディター・Suzanne Shaheen(スーザン・シャヒーン)らが登場。また、50年以上に渡るキャリアの中で森山が影響を受けた作家を紹介する「森山大道のナカミ。」では、東松照明、William Klein(ウィリアム・クライン)、Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)ら11人について語っている。
ほかにも森山へ贈るエッセイを寄稿したNEWS・加藤シゲアキ、蜷川実花との対談や大森克己が分析する「森山作品は、なぜ強いのか。」、また、森山へ捧げる写真とコメントを載せた「拝啓、森山大道さま。」には、上田義彦、奥山由之、石川直樹ら7人の写真家が参加している。
特別付録として、森山が2015年11月にモロッコで撮影した最新作のタブロイド判『Kingdom of MOROCCO』が付属。
- 判型
- 282 x 196 x 10 mm
- 頁数
- 166頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2016
- 出版社
- マガジンハウス

森山大道
Daido MORIYAMA
1938年大阪生まれ。写真家・岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て1964年に独立。写真雑誌などで作品を発表し続け、1967年「にっぽん劇場」で日本写真批評家協会新人賞受賞。1968-70年には写真同人誌『プロヴォーク』に参加、ハイコントラストや粗粒子画面の作風は“アレ・ブレ・ボケ”と形容され、写真界に衝撃を与える。
ニューヨーク・メトロポリタン美術館やパリ・カルティエ現代美術財団で個展を開催するなど世界的評価も高く、2012年にはニューヨークの国際写真センター(ICP)が主催する第28回インフィニティ賞生涯功績部門を日本人として初受賞。2012年、ウィリアム・クラインとの二人展「William Klein + Daido Moriyama」がロンドンのテート・モダンで開催され、2人の競演は世界を席巻した。2016年、パリ・カルティエ現代美術財団にて2度目の個展「DAIDO TOKYO」展を開催。2018年、フランス政府より芸術文化勲章「シュヴァリエ」が授与された。2019年、ハッセルブラッド財団国際写真賞受賞。
2021年、パリのMEP(ヨーロッパ写真美術館)にて東松照明との二人展「Tokyo: 森山大道+東松照明」を開催。2022年、アムステルダムやローマ、サンパウロ、北京で個展を開催するなど、現在も精力的に活動を行っている。
森山大道の出版物
稀少 サイン入り
Another Language: 8 Japanese Photographers(サイン入)
猪瀬 光、須田一政、内藤正敏、野村佐紀子、細江英公、森山大道、横田大輔
$156.36