AOYAMA

Opposite Effects

2020年6月4日(木) - 7月11日(土)
開廊時間|木〜土 11:00–13:00, 14:00–19:00
休廊日|日〜水・祝日

Special thanks: DDD Artist Residence Program / PARCEL

※第三期展示作品のご購入を希望のお客様へ
情報をこちらに掲載しました。(2020.7.1)
第三期作品についての抽選は終了し、当選者にのみご連絡をしています。(メールが無い場合は落選となります。)
ご了承の程、何卒よろしくお願い致します。


第一期:6月4日(木)〜6月13日(土)
キャンバスペインティング、ドローイング作品

第二期:6月18日(木)〜6月27日(土)
キャンバスペインティング、ドローイング作品

第三期:7月2日(木)〜7月11日(土)
木彫作品、新作シルクスクリーン版画+手彩作品

【追加開催決定】
第四期:7月13日(月)〜7月22日(水)
2019年以前のドローイング作品
※会場は青山ではなく銀座になります。お間違えのないようにご注意ください。
会場:AKIO NAGASAWA GALLERY GINZA viewing room
住所:東京都中央区銀座4-9-5 銀昭ビル6F
電話番号:03-6264-3670
開廊時間:11:00〜19:00
休廊日:土曜、日曜、祝日
料金:無料

※新型コロナウイルスに関する状況により、会期や内容は変更する可能性があります。

-「Opposite Effects」作家ステイトメント

私はb boy彫刻家です。身体の動き、空間、重力、をb boyの木彫を軸に作品制作をしています。

木彫を作るとき始めにたくさんスケッチをします。何を作るか自問自答しながらひたすら自由にイメージをスケッチします。形のイメージが決まったら、今度はその形の色々な角度から見たイメージを何度もスケッチし形を固めていきます。木彫になったときそれが自立することを想定し、空間の中での身体の全ての位置関係もこの段階で決めます、設計図としてのドローイングです。この設計図を元に、時間をかけて木から作品を彫り出します。

今回の個展はドローイングをメインにした展示です。私のドローイングは、前者のように彫刻を作るために描く、彫刻のためのドローイングと、そこから派生した、より自由に描く平面のためのドローイングがあります。
今回は平面のためのドローイングがメインになります。

このドローイングは色々な意味で彫刻の反対になっています。
1番の違いは、3次元の彫刻に対して2次元の平面、根本的な次元の違いです。
2番目の違いは、最初に決めた1つのイメージに向かい時間をかけて正確に彫り進める作り込み重視の木彫に対し、ドローイングは最初にイメージを決めず勢いとノリ重視で時間をかけず描き進め最後にイメージが決まることです。画材に決まりは無く、画面上に置いた塗料の形や位置に反応し、描きながら発想していきます。
このようにドローイングでは物理的にも思考的にも彫刻と反対のことを意識的に行います。

木彫と共通させている部分もあります。
重力に従い、画面となる支持体を下に置き、その上に決めた量の塗料を最初に乗せてしまいます。あとはその塗料の塊を、筆は使わずにヘラなどで無くなるまで動かして移動させます。
最初から塗料の量を決めることは限られた素材から彫りだす木彫と同じ行為になります。
彫刻の反対の表現と思考のドローイングですが、彫刻的な手法をドローイングにも反映させています。
彫刻家が作る平面作品です。

アーティスト