AOYAMA

ケニー・シャーフ

Kenny Scharf

1958年、カリフォルニア生まれ。1980年代のイースト・ヴィレッジのアートシーンに参加。アンディ・ウォーホル、クラウス・ノミ、アン・マグナソンらと親交のあったクラブ57の中心人物の一人であり、キース・ヘリング、ジャン=ミシェル・バスキアらとともに、ストリートアートや80年代のポップ美学に影響を受けた絵画的言語を用いて、絵画の再定義に貢献した。絵画からインスタレーション・アートまで、様々なメディアを駆使し活動するケニー・シャーフは、鮮やかな「キャンディ」のような色を基調としたビジュアル・ランゲージを展開し、子供の頃に見たTVシリーズ「原始家族フリントストーン」や「宇宙家族ジェットソン」のヒーローたちにインスパイアされた、自身の漫画のキャラクターたちが住む象徴的な世界を創り出している。シャーフのキャラクター達は、モダニズムの絵画の理想に対し批判的なスタンスをとっているようにも見える。それらはキャンバスや建物の壁にバイオモルフィックな形で次々と湧き出て、さらには立体的な彫刻作品にさえも…… 常に現実を破壊し、「(もしあれば)ルールを破る」遊び心を持っている。

ケニー・シャーフの展覧会

Scharfesque: Kenny and Malia Scharf

ケニー・シャーフ、マリア・シャーフ

2020年9月10日(木) - 10月10日(土)
開廊時間|木〜土 11:00–13:00, 14:00–19:00
休廊日|日〜水・祝日