サイン入り

三里塚 1972

加納典明

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60年代後半、日本国内では『カメラ毎日』に森山大道の「にっぽん劇場」が掲載、『Provoke』創刊、ニューヨークのMoMAではジョン・シャーカフスキーのキュレーションによる「ニュー・ドキュメンツ」展の開催、この時代に加納は「あくまで写真は(自身にとって)時代に物申し切り裂く道具であり方法論に過ぎなかった。」と語ります。

沖縄嘉手納基地を飛び立ったB52が北ヴェトナムに向け北爆を繰り返し、ビートルズが解散し、ミック・ジャガーがハイドパークで独特の上唇を捲り上げ跳ねていた。学生を始め青年達は社会との係りに実に行動的であった。体制派に対し如何に反体制であることを認識するか。<怒れる若者>を意識下の糧としていた。—加納典明写真集『三里塚1972』より

そして同時期、千葉県三里塚にて成田闘争が勃発し、当時20代だった加納も、怒れる若者の1人として、カメラを持って現場に立っていました。数々の写真家がおさめてきた三里塚/成田闘争を、情報や混乱といった当時の不安定な日本の若者たちに蔓延していたキーワードを包括した目線でおさめています。 これは、カメラマンとしての仕事を通し、社会を見つめていた加納独自の視点といえるでしょう。

判型
257 x 182 mm
頁数
144頁、掲載作品:131点
製本
ソフトカバー
発行年
2015
出版社
Zen Foto Gallery

加納典明

Tenmei KANOH

1942年愛知県生まれ。名古屋市立工芸高等学校産業美術科卒業後、小川藤一氏、杵島隆氏に師事。独立後はフリーの写真家として広告業界などで活躍。『平凡パンチ』のグラビアページを主な活動の場としてヌード作品を次々発表し、「“写真”はあくまで時代に物申し、切り裂く道具であり方法論」という独自のスタイルを確立。69年、『平凡パンチ』のNY特集号のために渡米、取材後そのままNYに残り、人種も様々なモデルやヒップスターが集うオージー・パーティに潜入し撮影。当時のNYの気分を的確に撮し出したシリーズ《FUCK》により、一躍その名を轟かせる。以後、テレビや映画に出演するなど活動の場を広げ、『月刊THE TENMEI』(93)を創刊。続く94年写真集『きクぜ』を発売。一連の過激なヌード表現で物議を醸す。日宣美賞、APA賞、朝日広告賞、毎日広告賞等、受賞多数。

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